自分に似合うものを着ると他の人が褒めてくれるんですが、それが私にはどうもしっくりこない

子供から大人へと成長するにしたがって、自分が好きなファッションをしてみたいと思う時期があります。

同級生の私服姿を見て、刺激を受ける。

雑誌を読んで似たようなものを選んで着てみる。

そんなことをしていると、親が思い描く理想の子供のファッションではないことももちろんあります。

『そんな格好が良いの?恥ずかしくない?』

『そんな服を着てたら派手好きな変な人みたい』

『どこの国の人が着る服なの?やめたら?』

こんなふうに一番身近な家族から自分の着る服を否定されると、自分自身を否定されているように感じてしまい、それこそ自信喪失です。

私の場合はファッションに疎い学生でしたので、至って地味なものしか着ていませんでした。
休日のお出かけもジャージ姿が外出着でした。笑 逆に心配されましたけどね…汗

お客様の中にも親からの一言がキッカケで自分のしたい格好が出来ずに押し殺して、今まで過ごしてきましたという方々もいらっしゃいます。

世間体を気にして自分のしたい格好が出来ない…

周りからどう思われるか不安で着て歩けない…

自分のしたいファッションが親の好みと合わない…

そんな中で、勇気ある一歩を踏み出してくださった方がイメージコンサルティングを受けに来てくださいました。

それが50代のMさん。

Mさんはこれまでにもパーソナルカラー診断や骨格診断を受けており、自分に似合うものを知っていました。


ですが、長年違和感を感じていたそうです。

『自分に似合うものを着ると他の人が褒めてくれるんですが、それが私にはどうもしっくり来ないんです。
逆に自分のしたい格好をすると親があまりいい顔をしないんです。』

なぜそんなことになるのか?

その答えは、

自分が心から好きだと思えるものを身につけていないから

だと私は考えます。

自分のしたい格好は好きなものじゃないの?という意見もありますが、
意外と流行に左右されて、周りが着ているから、持っているからという理由でしたい格好が出てくる場合もあります。

ここで言う、心から好きだと思えるものというのは、
着た時に心が弾むようなもの。
身につけるだけでワクワクしてくるもの。

私のイメージコンサルティングでは、カウンセリングや心理テスト、ファッションテストを行っています。

そこからお客様が本当に好きなもの、苦手なもの、表現したいこと、伝えたいことなどを聞き取っていきます。

それらの情報を元に、パーソナルカラーやメイク、ヘアスタイル、ファッションスタイリングの提案を行っていくのです。

出来上がったスタイリングブックにはそんな内容が満載です。

フォローレッスンにお渡しするシート(左下)とスタイリングブック、体型カバーカタログ(右上)

誰一人として同じものはありません。

イメージコンサルティングを受けた後のお客様の声で多いのが、

『受けて良かった!』
『やっと私のしたい格好に出会えました!』

というもの。

似合うものが分かっていても、それが好きなものでなければ心は動かず、行動にも至りません。

その好きなものをお客様の理想のイメージに合わせて、いかに似合うように提案することが私の仕事でもあると考えています。

一方的な押しつけで、人を変えることは出来ません。

自分の思いや性格、体の特徴を知り、それをどう活かしていくことがいいのかをやり取りしながら、一緒に作り上げていくのが私のイメージコンサルティングです。

Mさんは、後日こんなメッセージを送ってくださいました。

『自分のことが好きになって、自分の気持ちも素直に感じれるようになっていることが信じられないです。
親にも自分の気持ちが言えるようになりました。
ありのままの私でいいって自分に優しくできてきました。
自信がなかったのは自分を作りすぎて自分の場所がなかったから不安だったんだと思います。』

Mさんはご家族ともこれまで以上に会話が増えたようで嬉しそうでした。

外見が変われば、内面も変わる。
内面が変われば、外見も変わる。

令和の年も美人を沢山仕立てていきます。